牛丼屋のアルバイトを漫画やVR店舗で体験しよう

牛丼屋のアルバイトは楽しい!(社員・バイト経験談)

アルバイトをしようと考えている時、どんなことを条件に選びますか?時給・場所・勤務時間など理由は様々だと思います。もし、バイト選びに迷っているようでしたら、一度『牛丼屋』で働いてみてはいかがでしょうか?私も学生時代はいろいろなアルバイトを経験してきましたが、牛丼屋ほどためになった仕事はなかったと思います。もちろん、どんな仕事もメリットだけではありませんし、つらかった経験も多々ありました。

今回はネットでよくある『牛丼屋のアルバイトの質問』を、アルバイト・社員を経験した視点と、週の半分以上牛丼屋に通うヘビーユーザー視点でお答えしていきます。当サイトでは牛丼屋の仕事をリアルに解説したWeb漫画や、牛丼屋の店舗をVR(仮想現実)で体験できるコンテンツを掲載しています。牛丼屋の仕事に興味を持ったら、是非こちらも見に来てください。

  1. 牛丼屋のアルバイトの時給は高いか?
  2. 牛丼屋で働くアルバイトの年齢層は?
  3. 牛丼屋に食べにくるお客さんはどんな人?
  4. 牛丼屋のアルバイトの勤務時間は?
  5. 『ワンオペ』は牛丼屋で本当にあるか?
  6. 牛丼屋のアルバイトに『まかない』はあるのか?
  7. 牛丼屋のアルバイトを漫画やVR店舗で体験しよう!
  8. 牛丼屋各社(吉野家・松屋・すき家)のアルバイト情報を知ろう!
  9. 牛丼屋の仕事は楽?大変?どっち?

牛丼屋のアルバイトの時給は高いか?

牛丼屋のアルバイトの時給は、1100円前後~1500円前後となっています。なので、高くもなく低くもなくといったところです。時給に幅があるのは、牛丼屋はスキルアップすることで段階的に時給がアップされるためです。

牛丼屋の時給アップ制度とは?

例えば「接客がフォローできるようになった」「牛丼が規定量目で素早く作れるようになった」と言ったように、チェック項目があり、自己申告→店長チェックして従業員をランク付けしていきます。あと、夜勤なんかは深夜手当などがついて若干高くなります。

牛丼屋のアルバイト募集内容の落とし穴

ただ『時給1100円』となっていますが、若干の落とし穴があって最初からこの時給で始まるとは限りません。正社員と同じく、牛丼屋のアルバイトにも『研修期間』があり、そこで一定の評価を得られないと正式雇用とされません。正式雇用されない限りは、アルバイトとみなされないので東京都の最低基準が適用されず、求人票に記されている金額より若干下がる可能性があります。某バイト情報サイトと、口コミの金額に差異があるのはそのためでだと思われます。

研修期間は勤続日数というよりは、さっきお話した仕事のスキルのチェック項目が重要になります。早くお金を稼ぎたいのであれば、がんばって仕事を覚えてスキルアップすることを目指しましょう!

牛丼屋のアルバイト視点の風景

牛丼屋で働くアルバイトの年齢層は?

牛丼屋で働くアルバイトの年齢層は店舗によって様々です。口コミ情報にもある通り、高校生・大学生・フリーター・主婦など幅広い年齢層が働いています。ただ、どの店舗も同じ条件かと言われるとそうではなく、立地によってある程度は傾向があります。

駅前、学校付近は学生などの若者のアルバイトが多い

「学校帰りに行ける」「交通の便がいい」といった理由で、駅前や学校付近にある牛丼屋には、学生などの若者のアルバイトが多い傾向があります。

道路沿い(ロードサイド)、駅から離れた店舗は主婦層が多い

駅前店舗と逆の理由で、道路沿いなどのロードサイド店舗には、近所に住む主婦といったパートタイムのアルバイトが多い傾向があります。「学生同士わいわい働きたい」人は駅前店舗に、「大人同士落ち着いて働きたい」人は駅から離れた店舗に、といった選択も良いかもしれません。

ただ、牛丼屋の仕事はスピード命なので、仕事中に会話などほとんど出来ないと思います(汗)休憩中か仕事あがりに少し談笑する時間はありますが、事務所が狭いので原則仕事がおわったら即退店だと思います。個人的に連絡先を交換し合って、店の外で合流して飲みに行く人達もいたようです。

牛丼屋に食べにくるお客さんはどんな人?

「牛丼を食べにくるのはおじさん」といったのは過去のイメージで、今では若い女性や子供連れの家族まで、様々な年齢層のお客さんが牛丼屋に食べにきます。こちらも店舗の立地によって傾向があり、駅前の店舗は学生やビジネスマンが多く、道路沿いの店舗は家族連れや移動先を仕事とした(建築現場)お客さんが多いです。基本みなさん『食べること』を目的に来るので、ファミレスや居酒屋のように長い時間滞在しないので、よくある『お客さんにつっかかれる』といったトラブルは少ないように思われます。

ただその分、お客様の回転が速いので、商品の提供・配膳、テーブルの準備などをスピーディーに行わなくてはならず、「テーブルが片付いていない」といったクレームはよく見かけます。(『松屋』では配膳をセルフサービスにする店舗が増えており、このトラブル解消に一役かっています)牛丼屋に食べにくる人達は「早く食べれる」ことを期待しているので、食品提供のスピードには注意しなくてはいけませんね。

牛丼を食べにくるお客さん層
牛丼を食べにくるお客さん層

牛丼屋のアルバイトの勤務時間は?

基本牛丼屋は24時間なのでシフト制です。厳密に何時から何時まで、といった時間区分はありませんが大きく三つに分けられます。

  • AM8:00~PM5:00までの日勤
  • PM5:00~PM10:00までの夕勤
  • PM10:00~AM8:00までの夜勤

4時間以上働く都度に0.5時間の休憩をはさみます。なので、最長8時間勤務になります。この時間帯に店長・社員またはシフトリーダークラスの人が店を回し、補助としてアルバイトの人が1~3人入ります。時間帯によって混雑状況が変わるので、お客さんが少ない時は1~2人で回す時間もあります。なので、シフトを入れる際も、日勤全ての時間帯に出勤できなくても『お昼時のAM11:00~PM2:00まで』『夕飯時のPM7:00~PM9:00まで』といった変則的な勤務時間も可能です。

牛丼屋の混雑する時間帯

混雑する時間帯は店舗の立地によって異なります。例えば、駅前店はお昼や夜などの食事時以外に電車の乗降時間でピークが発生し『終電ピーク』といった深夜帯にも混雑時間はあります。逆に道路沿いの店舗では、電車の時間は関係ありませんが『早朝ピーク』といって、建設現場・工事現場で勤務する人たちが、車で現場に向かう前に一斉に食べにくるという時間帯もあります。シフトの調整は店舗によって異なるので、面接のときに必ず相談してください。

牛丼屋のアルバイトの勤務時間
牛丼屋の勤務時間

『ワンオペ』は牛丼屋のアルバイトで本当にあるか?

牛丼屋のアルバイトといえば、数年前に問題になり、今では過酷な仕事の代名詞となってしまった『ワンオペ』について言及せざるを得ません。あの事件以降、飲食業界のみならず、従業員に対する過酷労働及び一人での店舗運営を廃止する流れになっていますが、今でもワンオペを行っている店舗はちらほら見かけます。

牛丼屋のワンオペは不可能ではない?

ただ、牛丼屋のアルバイトの経験した身から言わせていただくと、ワンオペ自体はそれほど大変なことではなく、問題視されることではないのです。と、言うのもワンオペする時間帯はお客様が少ない、もしくは全然来ない時間帯で行い、しかも前の時間帯の人が十分に準備をしてくれるのが鉄則なので、本来ならばワンオペは楽な仕事だったはずなのです。私も何度かワンオペを経験しましたが、補充も食器洗いも完璧な状態からスタートするので、通常の勤務よりもかなり楽だったのを覚えています。ではなぜそんなワンオペが問題になってしまったかというと、下記条件が重なったためかと推測しています。

牛丼屋でワンオペが問題になってしまった原因についての推測

  • ワンオペする前に十分な準備やフォローがなかった?
  • ワンオペする時間帯に想定以上のお客さんが来た?
  • ワンオペする人が経験の少ないアルバイトだった?(基本ワンオペは社員かシフトリーダー以上)

普通に考えれば、店舗に問題が起これば店長に責任が問われ、本社から罰則を受けることになるので、上記のような条件は当てはまらないはずなのですが、当時は過酷労働が常習していた時代だったため、常識的な判断は取られなかったのかもしれません。

ただご安心ください。SNSが普及した今、そんな過酷な労働をさせられたら一気に拡散して時の人になってしまいます。牛丼各社ともSNSでのマイナスイメージは極力避けたいはずですので、過去のような過酷なワンオペは行われないと信じています。

牛丼屋のアルバイトに『まかない』はあるのか?

そもそもまかないとは、料亭やレストランなどの調理担当の人達が、店で提供する食材の余ったもの、もしくはまかないように用意した食材で作る料理を指し、基本無料で提供されます。

まかないはドラマとかでよく見られると思いますが、新人の腕試しの場であったり新メニューのお披露目の場でもあったりしますので、全店舗で同じ商品を提供する牛丼屋のようなチェーン店ではなりたちません。

がっかりされる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。牛丼屋には『従業員食事割引制度』略して『従食(じゅうしょく)』があります。牛丼屋によって金額は異なると思いますが、私が勤務していた牛丼屋の場合以下のような条件で、一律250円で従食を食べることができました。

  • 丼の場合、サイズを自由に選べ、サイドメニューが一つ付けられる
  • 定食の場合、ご飯を大盛にできる
牛丼屋のアルバイトの食事『従食』

例をあげると、牛丼の特盛700円+豚汁200円=900円がたったの250円で食べれたという事です。ただし、当たり前なのですが、勝手に肉煮の量を特盛の量以上に増やしてしまったり、ご飯の量を増やしてしまうなんてことは出来ません。

あくまでも、従食で食べれる商品は、お客様に提供する商品と同じものですのでご注意ください。『従食』についてもっと知りたい人は、下記ページをご参考ください。

牛丼屋で働いて従食を食べる(漫画 第13話)

牛丼屋のメニュー(従業員が従食でメニューを食レポする漫画)

牛丼屋のアルバイトを漫画やVR店舗で体験しよう!

牛丼屋のアルバイト体験漫画を読もう!

このブログの別のコーナーでは『牛屋の店長!』という牛丼屋を舞台にしたWeb漫画を連載しています。店長や従業員はちょっと変ですが、アルバイトの学生が店長になるまでの物語になっています。

数年前に描いた作品ですが、牛丼屋のアルバイトの仕事を更に深堀して、現代に合わせたリメイク版になります。牛丼屋のアルバイトの仕事が予めわかっていたら、実際に働いた時にも役立つと思いますので、是非一度見に来ていただけると幸いです。

牛丼屋のVR店舗でアルバイトの視点を疑似体験しよう

前述したWeb漫画『牛屋の店長』の背景は、メタバース空間『Spatial』で体験できます。パソコンのブラウザでも体験できますが、QuestなどのVRゴーグルを使用すると、実際の店舗と同じようなバーチャル空間を疑似体験をすることができます。普段入れないカウンターテーブルの内側や厨房、アルバイトの人が休憩する従業員用の事務所なども見ることができます。

『VR店舗』についてもっと知りたい人は、下記ページをご参考ください。

牛丼屋の世界を疑似体験!『牛屋メタバース』

牛丼屋のアルバイトの視点が体験できる『VR牛屋』

牛丼屋各社(吉野家・松屋・すき家)のアルバイト情報を知ろう!

アルバイトをはじめる時って、何もかもが不透明で不安ですよね。ちょっと下見に店舗をのぞきに行ってみて、学生が多そうだからアルバイトを申し込んでみたけど、実はたまたまその日は多かっただけで、ほとんどの日が中高年の奥様、叔父様だったりなんてこともありますし、その逆も然り。

そんな不安を払拭すべく、牛丼各社では『アルバイト専用』のホームページを用意しています。

牛丼屋各社のアルバイト専用ホームページの状況

吉野家松屋すき家
アルバイト
採用専用サイト
店舗詳細情報
サイト
年齢層の掲載

吉野家のアルバイト専用サイト

『吉野家 パート・アルバイトの求人情報』

https://www.yoshinoya.com/baito/op71872/

タレントの『にこるん』さんがイメージキャラクターをしている特設サイト(2023年9月29日現在)です。特設サイトのため、予告なく閉鎖される場合がありますのでご注意ください。

吉野家のアルバイト専用サイトの中には、お給料のことや福利厚生、先輩方の体験談など、これからアルバイトを始めようと検討する方が、不安になっていることを、全て網羅したかたちで掲載しています。『先輩の声』もフリーターさん、主婦さん、学生さん、外国籍スタッフさん、などいろんな立場の人の声を見ることができます。

『吉野家の店舗ごとの詳細サイト(検索サイト)』

https://www.yoshinoya.com/baito/op71872/alist/

こちらのサイトから、自分がアルバイトしたいと思う、吉野家の店舗を絞り込んで検索することができます。詳細情報の中には、給料や勤務地だけでなく、『人気の特徴』や『職場の雰囲気』『年齢層』『男女比』などの情報も掲載されています。このサイトからアルバイトの申し込みまで出来ます。

松屋のアルバイト専用サイト

『株式会社松屋フーズのアルバイト・パート求人情報』

https://www.matswork.biz/op182246/

松屋のアルバイト専用サイトはタレントさんなどは使用せず、現場で働くスタッフ(もしかしたらモデルさんかもしれませんが)さんの笑顔がメインの特設サイトになっています。特設サイトのため、予告なく閉鎖される場合がありますのでご注意ください。

松屋のアルバイト専用サイトには、『アルバイト検索』『ブランド紹介』『先輩達の声』などが掲載されています。『松屋フーズ』総合のアルバイト専用サイトになるため、別ブランドのとんかつ屋『松のや』などのスタッフさんの声も掲載されています。最近の松屋はこのとんかつの松のやと併設している店舗も多いので、こちらの情報収集もしていた方が、アルバイトを開始した際に混乱しないかもしれませんね。

『松屋の店舗ごとの詳細サイト(検索サイト)』

https://www.matswork.biz/op182246/alist/

こちらのサイトから、自分がアルバイトしたいと思う、松屋店舗を絞り込んで検索することができます。ホームページのデザインやレイアウトが全く一緒なので、おそらく吉野家と同じシステム(もしくはサービス)になるかと思われます。

吉野家と同じくこちらも詳細情報の中には、給料や勤務地だけでなく、『人気の特徴』や『職場の雰囲気』『年齢層』『男女比』などの情報も掲載されています。このサイトからアルバイトの申し込みまで出来ます。

すき家のアルバイト専用サイト

『【公式】すき家ではたらく!アルバイト情報』

https://jobs.sukiya.jp/

『すき家の仕事内容』『採用までの流れ』『クルー紹介』『FAQ』『すき家の取り組み』といった
アルバイトを希望している人達が欲しい情報が用意されています。『すき家の仕事内容』のページには接客・調理・金銭管理・クリンリネ(掃除)など具体的な仕事内容ものっていて、アルバイトを始める前に仕事内容がイメージできるので、アルバイトを希望する人達にはとても良い情報だと思います。

ちょっと気になったのが、PCサイトで採用トップ以外のページが崩れていること(2023/9/28現在)スマホサイトは大丈夫だったので、担当者が気づいてないのか意図的なのか・・・本業がWeb制作なので、どうしてもそういった所に目がいってしまうんですよね(汗)

『すき家の店舗ごとの詳細サイト(検索サイト)』

https://jobs.sukiya.jp/

すき家の採用サイトから、自分がアルバイトしたいと思う店舗を絞り込んで検索することができます。

詳細情報の中には、給料や勤務地だけでなく、こちらは吉野家・松屋とは違い明確に『人気の特徴』や『職場の雰囲気』『年齢層』『男女比』といった見出しの情報はありませんが、『経験、資格』の欄に年齢層やシフトの情報などが掲載されているようです。

ただ、ただテキストでずらーっと書かれているので、やはりちょっとこちらの見せ方も工夫して欲しいところですね。また、店舗によって情報がマチマチで、年齢層も典型文が載っているだけの場所もあるので、ちょっと情報として不十分な気はいなめないです。このサイトでもアルバイトの申し込みが出来てます。

牛丼屋のアルバイトは楽?大変?どっち?

これまでのお話を読んでいただければ、おわかりになるかと思いますが、はっきり言って牛丼屋の仕事は大変です。大変なのを承知で、私は牛丼屋でアルバイトすることを推奨します。ここからは、至極個人的な感想になりますので、当てはまらない人は「ああそうですか」と聞き流してください。

仕事は大変な方がいいと思います。牛丼屋はとにかくスピーディーに調理接客補充清掃を間髪入れずにやらなくてはいけないので「暇だ」と思う時間がほとんどありません。忙しい分、時間があっという間に過ぎて、時間が足りないと思うくらいです。

他にも牛丼屋でアルバイトすることを奨めるポイントはあるのですが、それはまた別の時にお話しします。次回は『牛丼屋の種類』をお話します。

次の話を読む
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©武誰応志 / USHIYA
オリジナルWeb漫画『牛屋の店長!』