牛丼屋の接客の仕方をマスターしよう!

『牛丼屋で働こう』いよいよ牛丼屋の仕事についてお話します。今回は牛丼屋のアルバイトを始めて、一番最初に覚える『接客』です。

  1. オーダーを取る
  2. 商品を配膳する
  3. 会計をする
  4. 食器を片付ける
  5. 食器を洗う
  6. カウンターセットを補充する
  7. 牛丼屋の接客のコツ
  8. 牛丼屋の接客での注意点

オーダーを取る

牛丼屋の接客

吉野家のオーダーの取り方

お客様が来店したと同時にお冷を提供し、注文をとります。この段階では、注文が決まっていない人が多いので、店内が見渡せるカウンターテーブル奥くらいの位置に待機して、お客様から呼ばれたらオーダーに伺います。ファミレスなどにある「呼び出しベル」みたいのはないので、常に周囲に気を配っていないと聞き逃してしまうので注意が必要です。

松屋のオーダーの取り方

松屋には券売機がありますので、席についた段階でお冷を提供しオーダーを受け取ります。まれに食券を買い間違えてしまうお客様もいるので、その際はレジで注文の訂正を行い、場合によっては差額をいただいたり返却したりします。

松屋のオーダーの取り方(セルフサービス導入店)

セルフサービス導入店では、食券導入と同時に調理場にオーダーが入りますので、接客者は商品受取場で待機しています。まれに食券を買い間違えてしまうお客様もいるので、その際はレジで注文の訂正を行い、場合によっては差額をいただいたり返却したりします。お冷はセルフサービスになっているので、お客様ご自身でご用意いただきます。

すき家のオーダーの取り方

お客様が来店したと同時にお冷を提供し、注文をとります。この段階では、注文が決まっていない人が多いので、店内が見渡せるカウンターテーブル奥くらいの位置に待機して、お客様から呼ばれたらオーダーに伺います。すき家にはファミレスなどにある「呼び出しベル」がありますので、ベルがなりましたらオーダーに伺います。

商品を配膳する

牛丼屋のは以前の仕方

牛丼屋各社共通の配膳の仕方

調理場から商品を受け取り、お盆に載せて1名分づつ提供します。店舗によりますが、みそ汁サーバーが調理場から離れた位置にある場合は、接客者が味噌汁を用意します。

松屋の配膳の仕方(セルフサービス導入店)

セルフサービスの店舗では、商品提供の準備が出来た順に番号で呼び出します。食券を受け取り、呼び出し番号を確認した上で商品を提供します。

会計をする

牛丼屋の会計方法

会計の仕方は牛丼屋各社で異なります。

吉野家の会計

吉野家ではお客様からお会計の意思を伝えられたら、テーブル前まで伺い近くのレジで会計をします。ファミレスなどにある「呼び出しベル」みたいのはないので、常に周囲に気を配っていないと聞き逃してしまうので注意が必要です。

松屋の会計

松屋は券売機で会計済ですので、食品提供後に会計はありません。

すき家の会計

すき家はファミレス同様に、店舗入り口に会計専用のコーナーがありますので、そこで伝票を受け取り会計をします。

食器を片付ける

牛丼屋各社の食器の片付け方

お客様が帰られた後、食器を回収しテーブルを拭いて次のお客様の来る準備をします。

松屋の食器の片付け方(セルフサービス導入店)

食器はお客様が食器回収コーナーまで運んでくれます。

食器を洗う

牛丼屋の洗い場

牛丼屋各社の食器の洗い方

食器の洗浄は接客者が行います。食器洗い洗浄機がありますが、洗い残しを防ぐため丼の中・外・ふちをスポンジで洗ったあと、専用のトレーに重ねて食器洗い洗浄機に入れます。食洗器は熱湯消毒まで行うので、洗浄直後の食器はとても熱いので火傷に注意してください。

カウンターセットを補充する

牛丼屋各社のカウンターセットの補充の仕方

カウンターセットは、テーブルに常設してあります紅生姜・醤油・七味唐辛子・紙ナプキン・ドレッシングなどをさします。お昼時などピーク時の前にいったん十分に補充し、ピークが過ぎたあとは新しい容器に変更し、空になった容器を洗浄します。

牛丼屋の接客のコツ

牛丼屋の接客のコツは、とにかく周りをよく見ることです。そして手の空いているときに、少しづつ洗い場で食器をあらったり、補充の準備をしたりして、後工程の仕事を減らしておきましょう。あと食器を片付けるときも、食器を重ねるなどしてまとめ、テーブルと洗い場の往復をなるべく減らしましょう。ちょっとした時間短縮のつみかさねで、突然のお客様大量入店に備えることができます。

牛丼屋の接客での注意点

牛丼屋に来店するお客様は『早くご飯を食べたい』要望の人がほとんどです。『牛丼屋の接客のコツ』でお話しした項目を疎かにしてしまうと、食器が洗い場で山積みになって食器が足りなくなったり、テーブルの片づけが間に合わなくなったり、お会計に長蛇の列が出来てしまったりといったトラブルに発展してしまうので注意が必要です。また急いでいると、お冷や味噌汁をお客様にかけてしまい、クリーニング代を請求されることもありますので、その際は真摯に謝罪し即座に店長や時間帯責任者に相談しましょう。

牛丼屋の接客まとめ

牛丼屋の接客のお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?以上の業務をきっちり行うのも大事ですが、もちろん「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」など、元気よくあいさつするのも接客者には大事な仕事です。


新型コロナウイルス対策の影響で、マスク越しになってしまい笑顔を見せるのが出来なくなってしまいましたが、その分しっかりお客様の目をみて接客することを心掛けてください。次回は『牛丼屋の調理場』をお話します。

©武誰応志 / USHIYA
オリジナルWeb漫画『牛屋の店長!』