牛丼屋の掃除業務を知ろう!深夜勤務の担当

『牛丼屋で働こう』今回は飲食店で最も重要な『掃除』のご紹介です。

  1. 牛丼屋の掃除は深夜やる
  2. 牛丼屋の掃除は徹底的にやる
  3. 細目に掃除して清潔さを保つ

牛丼屋の掃除は深夜やる

牛丼屋では深夜に清掃を行うため、夜勤のシフトの人が清掃業務を担当します。牛丼屋は24時間営業の店舗が多く、かなり遅くまでお客様が来店されるため、清掃を行うタイミングは電車の終電後のAM1:00~AM4:00の間に行います。終電後にもお客様が来る可能性があるため、いつでも対応できるように段階的に進めていきます。ロードサイドの店舗は終電は関係ないので、もう少し時間は早くなると思います。

牛丼屋の清掃業務

牛丼屋の掃除は徹底的にやる

牛丼屋の掃除は徹底的に行います。牛丼屋の掃除の項目は下記になります。

【客席】

  • 客席の床磨き
  • 店舗内外の窓ふき
  • 店舗前掃除
  • カウンターセットの容器洗浄

【調理場】

  • 調理器具の洗浄
  • 調理場の床磨き
  • 換気扇の洗浄
  • 飯盛り機の洗浄
  • 炊飯器の洗浄
  • 精米機の洗浄
  • 冷蔵庫の清掃
  • 食器洗い機の洗浄
  • 肉鍋の洗浄
  • 鉄板の洗浄
  • カレーウォーマーの洗浄

調理場の主な清掃業務

飯盛り機の清掃

まず彼が手をつけたのは、ご飯を自動でもってくれる飯盛り機の清掃だ。手際よく蓋や内部の部品を分解し、食器と同じように洗浄していく。内部は濡れタオルや専用の洗剤で汚れを落としたあと、乾いたタオルで拭きよく乾燥させたあと再度組み立てる。

肉煮鍋の清掃

牛丼の具が入っている鍋は、具材が残っている時は全て取り除き、タレはこし布で不純物を取り除き、
新しい替えの鍋にうつす。まっさらな状態で24時間一定の温度で熱し続けることで、タレの品質を維持しているようだ。そして使い終わった巨大な鍋は洗い場で丁寧に手洗いし、次の鍋交換時に備えておく。

鉄板(グリドル)の掃除

焼肉定食などで使う巨大な鉄板の掃除は、まずスクレーパーで焦げなどを綺麗に落とす。専用の洗剤をしいたあと、鉄板用ブラシで済み済みまで磨く。磨いたあと、汚れカスなどがたまった側溝も洗剤で綺麗に清掃する。

飯盛り機などの機械の掃除は、外面をふき取るだけでなく、分解して中身の部品を全て洗浄します。調理器具の洗浄中は、それを使用したメニューが作れなくなってしまうので、掃除を開始するタイミングとスピードが重要になります。調理場の換気扇は油汚れが酷いため、定期的に洗浄が必要になります。

飯盛り機と炊飯器と精米機

細目に掃除して清潔さを保つ

大がかりな掃除は、お客様の食事中は出来ませんが、テーブルやカウンターセット、調理場の棚などは汚れたらすぐにふき取り清潔さを保ちます。床に落ちた食べ残しなども、見つけ次第すぐ撤去し、お客様が不快に想われないよう、店内に汚れている箇所がないか常にチェックします。


どんなに安くて早くて美味しくても、店が汚なかったら誰も来たいと思いませんし、その牛丼屋全体のイメージが悪くなってしまいます。また、店内以外にも丼やお皿に汚れやヒビが入っていないか、お冷のグラスが曇ってないか、お客様はそういった細かいところまで気にされるので定期的にチェックをいれましょう。

牛丼屋の掃除まとめ

牛丼屋の掃除のお話をしてきましたが、いかがでしょうか?牛丼屋の店舗が常にきれいなのは、夜勤のシフトの人たちが深夜に徹底的に掃除をしてくれていたからなんですね。よくアルバイト先を選ぶ時「深夜は人が少なくて楽そう」なんて考えで選ぶ人もいますが、牛丼屋に関しましてはそれは当てはまらないのでご注意ください。次回は牛丼屋の制服(ユニフォーム)をお話します。

(C)たけだおうし / USHIYA
オリジナルWeb漫画『牛屋の店長!』