漫画の背景に3Dモデルを活用(大学編)

漫画背景用の大学の3Dモデル

漫画制作における背景は、作品の雰囲気や世界観を決定する重要な要素です。特に大学を舞台にした漫画では、キャンパスや教室、図書館など、リアルで魅力的な背景が求められます。この記事では、3DモデルとVR技術を活用して大学の背景を効率的に制作する方法を紹介します。

漫画の中の大学生活の背景を3Dモデルで作成する利点

時間の節約

3Dモデルを使うことで、複雑な背景を手早く作成できます。大学キャンパスの広大な風景や詳細な建物を、教室内の大量の机や椅子を一から手描きするのは時間がかかりますが、3Dソフトウェアを使えばその作業を大幅に短縮できます。

繰り返し使用可能

一度作成した3Dモデルは繰り返し使用できます。大学のキャンパスや教室のモデルを作成しておけば、異なるシーンで何度でも利用できますし、3Dモデルなので360℃様々な視点で背景素材を作成することが可能です。これにより、作業効率が向上します。

VR講義室

漫画3D背景制作に適した3Dソフトウェア

Blender

Blenderは無料で利用できるオープンソースの3Dモデリングソフトです。豊富な機能を備えており、漫画内の大学の建物やキャンパスの背景を詳細に作成することができます。また、Blenderには多くのチュートリアルがあるため、初心者でも学びやすいです。

大学の背景制作における具体的なステップ

テクスチャで建物に大学らしさを

漫画に使用する大学の参考資料の収集

まず、大学のキャンパスや教室、図書館などの参考資料を集めます。写真や動画を撮影し、それを元に3Dモデルを作成します。インターネットで公開されている大学の公式サイトやパンフレットも参考になります。

大学内の建物や教室内の机などの3Dモデルの作成

次に、集めた資料を元に3Dソフトウェアでモデルを作成します。BlenderやSketchUpを使えば、細部までリアルに再現することができます。建物の外観だけでなく、内装や家具もモデル化しておくと、後で背景に活用しやすくなります。

テクスチャの適用

作成した3Dモデルにテクスチャを適用します。テクスチャとは、モデルの表面に貼り付ける画像のことです。大学の建物や教室の雰囲気をリアルに表現するために、実際の素材や色味を反映させます。

Spatialを利用したVRキャンパス背景制作

漫画背景用の大学の3Dモデル

Spatialとは?

Spatialは、VR空間を作成・共有できるプラットフォームです。これを活用することで、3Dモデルをよりリアルに再現し、視覚的に魅力的な背景を制作することができます。『丑球磨経済大学』のVRキャンパスは、Spatialを使って作成されています。

VRキャンパスの具体例

『丑球磨経済大学』のVRキャンパスでは、一号館から五号館までの外観が詳細に再現されています。これらの建物は、大学生活のシーンに合わせて使い分けることができます。例えば、講義シーンでは一号館、図書館での勉強シーンでは三号館を使用します。

3Dモデルの配置

キャンパスの背景制作では、3DモデルをSpatialに配置するステップが重要です。まず、Blenderで作成した3DモデルをSpatialにインポートします。次に、各建物やオブジェクトを適切な位置に配置し、背景の全体像を構築します。

実際の活用方法

『丑球磨経済大学』のVRキャンパスは、漫画の背景として使用されるだけでなく、読者が実際にVR空間を体験できるようにも設計されています。これにより、漫画の世界観をより深く楽しむことができます。Spatialのアカウントを持っている読者は、VRキャンパスにアクセスして、リアルタイムで大学の風景を探索できます。

漫画の中に3Dモデルを背景に使った活用例

大学の建物の外観、教室内の背景

漫画の背景に大学の3Dモデルを使用

主人公が通う大学の風景を、Spatialからスクリーンショットで画像を保存し、漫画の背景素材として使用した例です。登場人物の視点や、教室全体がわかるように視点や範囲を調整して作成しています。

VRキャンパス『丑球磨経済大学』を体験する

VRキャンパス『丑球磨経済大学』は、Spatialのアカウントがあれば誰でも参加可能です。Spatialのアカウントは無料で取得できます。皆様のご来店をお待ちしています。

>>VRキャンパス『丑球磨経済大学』を体験する

(C)たけだおうし / USHIYA
オリジナルWeb漫画『牛屋の店長!』