フォートナイトでメタバース-島制作方法!

- フォートナイトでもメタバースワールドがつくれる!
- フォートナイト(Fortnite)とは?
- フォートナイトを始める準備
- フォートナイトでメタバースを作る「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を導入する
- フォートナイト(UEFN)でのメタバース制作時の注意点
- フォートナイトでメタバースワールドを公開する方法
フォートナイトでもメタバースワールドがつくれる!
「メタバース=専用のVR空間」と思われがちですが、実はフォートナイトでも自分だけの3Dワールドを作ることができます。フォートナイトはバトルロイヤルゲームとして有名ですが、「クリエイティブモード」や「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」の登場により、本格的なワールド制作が可能になりました。イベント開催や3D空間での交流など、メタバースの楽しみ方も多彩。しかも無料で始められるので、誰でも気軽にチャレンジできます。この記事では、フォートナイトでメタバースを作る方法や注意点を詳しく紹介します。SpatialやCluster、Robloxを使ってきた方にも、新たな選択肢としておすすめです。
フォートナイト(Fortnite)とは?
フォートナイトは、Epic Gamesが開発した基本プレイ無料のオンラインゲームで、全世界で幅広い年齢層に親しまれています。中でも有名なのが「バトルロイヤルモード」。最大100人のプレイヤーが一つの島に降り立ち、最後の1人(またはチーム)になるまで戦うスリリングなサバイバルゲームです。
特徴的なのは、戦うだけでなく「建築」要素があること。プレイヤーは資材を集めて壁や階段を即座に建てることができ、戦略の幅が大きく広がります。このユニークなゲーム性により、単なるシューティングゲームとは一線を画しています。
また、ポップカルチャーとのコラボも多く、映画やアニメ、音楽アーティストとの連動イベントが定期的に開催されているのも魅力のひとつ。ゲームとしてだけでなく、エンタメ体験の場としても進化し続けているのがフォートナイトです。
フォートナイトを始める準備
フォートナイトでメタバース制作を始めるには、まずゲームをプレイできる環境を整える必要があります。ここでは基本的な準備手順をわかりやすく解説します。
Epic Games Launcherのインストール
フォートナイトはEpic Gamesが提供しているゲームなので、まずは公式ランチャー「Epic Games Launcher」をインストールしましょう。
- Epic Gamesの公式サイト(https://www.epicgames.com/store/ja/)にアクセス
- 「Epic Games Launcherをダウンロード」をクリックしてインストーラーを取得
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させる
フォートナイトのインストール
Epic Games Launcherを起動したら、以下の手順でフォートナイトをインストールします。
- Launcherの検索バーで「Fortnite」を検索
- フォートナイトのページに移動し、「インストール」ボタンをクリック
- インストールが完了するまで待つ(通信環境により数分~十数分かかります)
アカウント作成とログイン
フォートナイトをプレイするにはEpic Gamesアカウントが必要です。
- まだアカウントを持っていなければ、Launcher内で「サインアップ」から新規作成
- すでにアカウントを持っている場合は、「サインイン」してログインする
以上でフォートナイトをプレイするための基本準備は完了です。次のステップでは、実際にメタバース制作に必要な「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」の導入方法を解説していきます。
フォートナイトでメタバースを作る「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を導入する
フォートナイトの世界で自分だけのメタバースワールドを作るには、専用の制作ツール「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を使うのが基本です。ここでは、UEFNの導入から簡単な制作の流れまでを解説します。
Unreal Editor for Fortnite(UEFN)とは?
UEFNはEpic Gamesが提供する無料のゲーム開発ツールで、フォートナイトのクリエイティブモードを強化し、本格的な3Dワールドやゲーム体験を作り出せます。通常のクリエイティブモードよりも高度な表現が可能で、Blenderなどの3Dソフトで作ったモデルもインポートできます。
UEFNのダウンロードとインストール
- Epic Games Launcherを起動
- 左のメニューから「Unreal Editor for Fortnite」を選択(もし表示されていなければ、検索バーで「UEFN」と入力)
- 「インストール」ボタンをクリックし、画面の指示に従ってセットアップを完了させる
※UEFNはPCスペックをある程度要求するので、推奨環境を確認しておきましょう。
UEFNの基本操作を学ぶ
インストールが終わったら、まずは基本的な操作方法を覚えましょう。
- インターフェースはUnreal Engineに似ているので、ゲーム開発経験者には馴染みやすい
- 初めての方は公式チュートリアルやYouTube動画で操作方法を確認すると理解が早い
- オブジェクトの配置やマテリアルの編集、ライトの調整などが主な作業になる
3Dモデルのインポート方法
- Blenderなどで作成した3DモデルをFBX形式で書き出す
- UEFNに読み込み、メッシュやマテリアルの調整を行う
- 注意点として、日本語名のファイルやメッシュは動作不良の原因になるので、英語名にリネームすることが重要(詳しくは「制作時の注意点」で説明します)
メタバースワールドのテストと公開
- UEFN内で作ったワールドはプレビュー機能で実際に動作を確認できる
- 問題がなければフォートナイトのクリエイティブサーバーへアップロードし、公開準備を進める
- 公開にはEpic Gamesのクリエイター登録が必要な場合があるので、事前に確認しましょう(詳細は後述)
フォートナイト(UEFN)でのメタバース制作時の注意点
フォートナイト(UEFN)でのメタバース制作は自由度が高い反面、少しのミスでうまく表示されなかったり、ワールドに不具合が出ることもあります。特に3Dモデルやマテリアルの取り扱いには注意が必要です。ここでは、制作時によくあるトラブルとその回避法を紹介します。
FBXインポート時には日本語名に注意!

Blenderなどの3Dソフトでモデルを作成する際にメッシュ名やマテリアル名に日本語が含まれていると、UEFNにインポートした際にエラーや表示不良を引き起こすことがあります。たとえば、Blenderを日本語設定で使っていると、デフォルトでオブジェクト名が「立方体」や「円柱」などの日本語になってしまうことがあります。これはUEFNでは文字化けや読み込みエラーの原因になるため、モデル制作時は必ずBlenderの表示言語を「英語」に設定しておきましょう。もしすでに日本語で作ってしまった場合は、以下の項目をすべて英語にリネームしてからエクスポートするようにしましょう。
- オブジェクト名(Mesh)
- マテリアル名
- テクスチャファイル名
マテリアル(テクスチャ)のサイズに注意!
UEFNでは、マテリアル(テクスチャ)を使う際に画像の縦横サイズ(比率)にも制限があります。推奨されているのは、縦横が2の累乗(例:512×512、1024×1024など)の正方形です。縦長や横長の画像(例:1024×512、1000×1000など)を使うと、テクスチャが正常に読み込まれなかったり、見た目が崩れてしまうことがあります。
- テクスチャはできるだけ 正方形 にする(512×512、1024×1024など)
- Photoshopや画像編集ソフトでリサイズしてから使う
- Web画像をそのまま使わない(サイズや拡張子に注意)
フォートナイトでメタバースワールドを公開する方法
フォートナイトで制作したメタバースワールドを他のプレイヤーと共有するには、目的に応じて以下の2つの方法があります。
一般公開には「島クリエイター & エンゲージメントプログラム」への参加が必要
作成したワールドを一般公開するには、Epic Gamesの「島クリエイター&エンゲージメントプログラム」への参加が必要です。このプログラムでは、以下の条件を満たす必要があります。
- 18歳以上であること
- Epic Gamesアカウントを作成してから30日以上経過していること
- 過去30日間に7日以上、フォートナイトのクリエイティブモードまたはUnreal Editor for Fortnite(UEFN)で島の編集を行っていること
これらの条件を満たすことで、制作したワールドを一般公開し、他のプレイヤーと共有することが可能になります。
仲間内での共有は「プライベート公開」でOK!
友人や知人とのみワールドを共有したい場合は、「プライベート公開」が適しています。この方法では特定のプレイヤーにだけアクセスを許可できるため、クリエイター登録は不要です。一時的なイベントや小規模な集まりにぴったりの方法です。
たとえば、Web漫画『牛屋の店長』に登場する牛丼屋「牛屋(うしや)」も、フォートナイト上に再現しました。これまでSpatialやclusterなどで作った日常的なワールドとはうってかわって、森林や岩に囲まれて異世界に店舗が迷い込んだような幻想的な光景を演出しています。タイトルをつけるとしたら「異世界牛丼屋~転生しても笑顔です~」でしょうか?

このワールドは現在プライベート公開中で、入場はフレンドのみとなっています。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、当サイトの「お問い合わせ」ページや各種SNSからお気軽にご連絡ください。

著者情報
ペンネーム:たけだおうし
職業:Webデザイナー・ディレクター
職歴:牛丼屋の正社員→広告会社→Webコンサル会社→フリークリエイター
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