メタバースワールド制作比較!-2025年版
近年、メタバースワールド制作がより身近なものとなり、多くのプラットフォームが登場しています。私自身、これまで Spatial(スペーシャル)、cluster(クラスター)、Roblox(ロブロックス)、Fortnite(フォートナイト)、VRChat(VRチャット)でオリジナルのワールドを作ってきました。この記事では、それぞれのツールを使って感じた「特徴」や「難易度」を比較形式でご紹介します。これからメタバース制作を始めてみたい方の参考になれば嬉しいです。
- Spatial(スペーシャル)のメタバースワールド制作の特徴
- cluster(クラスター)のメタバースワールド制作の特徴
- Roblox(ロブロックス)のメタバースワールド制作の特徴
- Fortnite(フォートナイト)のメタバースワールド(島)制作の特徴
- VRChat(VRチャット)のメタバースワールド制作の特徴
- 【朗報!】日本発メタバース「DOOR」が復活予定!
- 【まとめ】目的に合ったツール選びを!
Spatial(スペーシャル)のメタバースワールド制作の特徴

3Dモデルさえあればすぐに作れるが、無料プランの制限が厳しくなった点には注意。
- 3Dモデルをアップロードするだけで手軽にワールドを作成可能
- Unityを使えば、ギミックやゲーム要素も組み込める
- 2025年現在、無料プランではワールドは非公開(Unlisted)で、入室できるのは3人まで
- 有料プランにアップグレードすると制限が解除され、ワールドを公開できる
- 英語中心のUIなので、英語が苦手な方にはややハードル高め
「とりあえず無料でワールドを公開してみたい」という人には不向きに。制作体験は魅力的だが、運用は有料プラン前提です。
cluster(クラスター)のメタバースワールド制作の特徴

日本企業が提供する安心感と、商用利用にも対応した高い自由度が魅力。
- 日本語マニュアルが豊富で、学習のハードルが低い
- Unityの基本操作は習得が必要だが、チュートリアルも充実
- 無料で複数のワールドを公開可能
- Vroidモデルを使ったアバターカスタマイズができる
- 商用利用も可能(※企業の営利利用時は要許可の可能性あり)
日本語環境でじっくり作りたい人に最適。個人利用から企業活用まで幅広く対応しています。
Roblox(ロブロックス)のメタバースワールド制作の特徴

遊びながら作れる!ゲーム制作に特化したメタバースプラットフォーム。
- プログラミング初心者でも直感的にゲームが作れる
- マテリアルの表現に制限があり、複雑な3D表現はやや苦手
- 画像のアップロードには審査が必要
- アバターの自由度は低め
- Roblox独自の仕様や制約が多く、慣れるまでやや時間がかかる
ゲーム性重視のワールドを簡単に作りたい人におすすめ。教育向けにも人気です。
Fortnite(フォートナイト)のメタバースワールド(島)制作の特徴

高クオリティなゲーム空間を無料で構築できるが、操作には慣れが必要。
- 背景素材やギミックが豊富で、プロ並みのゲームを無料で作成可能
- ゲームパッド操作に慣れていないと最初は戸惑いやすい
- オリジナル3Dモデルを使う場合、日本語など一部制限あり(例:日本語テキスト不可)
- ワールドを一般公開するには、収益化登録(税務情報の登録)が必要
本格的なゲーム空間を作りたい中上級者向け。プレイヤー数も多く注目度は高いです。
VRChat(VRチャット)のメタバースワールド制作の特徴

圧倒的な自由度と没入感!ただしワールド以外の準備にも時間がかかる。
- Unity+SDKで細かい演出やインタラクションが可能
- 世界中のユーザーが利用しており、コミュニティも活発
- アバター・ギミック・UIまで自由にカスタマイズできる
- ワールド公開には「ユーザーランク」を上げる必要があり、制作以外の活動時間も必要
クオリティの高いメタバースを作りたい人にとっては、最も自由度が高い選択肢の一つです。
【朗報!】日本発メタバース「DOOR」が復活予定!

2025年3月にサービス終了した「DOOR」が、リプロネクスト社によって事業承継されることが発表されました。Unity不要・日本語UI・操作簡単という、まさに初心者向けのメタバースツールだったため、今後の復活に大きな期待が集まっています。正式リリースや続報に注目!
【まとめ】目的に合ったツール選びを!
メタバースワールド制作ツールには、それぞれに向き・不向きや独自のルールがあり、一長一短です。手軽さを重視するのか、本格的な表現力を求めるのか、商用利用を想定するのかなど、目的によって選ぶべきツールは変わってきます。大切なのは、自分の目的やスキルに合ったプラットフォームを見極めること。試行錯誤しながら、自分にぴったりのツールを見つけてみてください。

著者情報
ペンネーム:たけだおうし
職業:Webデザイナー・ディレクター
職歴:牛丼屋の正社員→広告会社→Webコンサル会社→フリークリエイター
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