ロブロックス メタバース-ゲーム制作注意点

- Roblox(ロブロックス)で再現!オリジナル漫画の舞台「牛丼屋」ワールド公開中
- Roblox(ロブロックス)とは?
- 『遊べる牛丼屋』牛丼屋『牛屋(うしや)』Roblox店
- ロブロックスでメタバースワールドを作成する時の注意点まとめ
- ロブロックスはメタバースワールドとしての作成はやや難易度高め。でも可能性は無限大!
Roblox(ロブロックス)で再現!オリジナル漫画の舞台「牛丼屋」ワールド公開中
オリジナルWeb漫画に登場する牛丼屋『牛屋(うしや)』の店舗を、ついにRoblox(ロブロックス)の世界で再現しました!以前からSpatialやクラスターでも同様の店舗を作っていましたが、今回はさらに一歩踏み込んで「遊べる空間」を目指しました。
Roblox(ロブロックス)とは?
Roblox(ロブロックス)は、世界中のユーザーがオリジナルの3Dゲームを作ったり、遊んだりできるプラットフォーム。無料でプレイでき、ユーザー同士でコミュニケーションを取れるのも特徴です。ゲームだけでなく、仮想空間でのイベントや展示にも活用されています。
『遊べる牛丼屋』牛丼屋『牛屋(うしや)』Roblox店

背景素材用としてではなく、遊べるワールドとして作成
これまでの作成したSpatialやcluster(クラスター)の店舗は、主に「漫画の背景用」として設計していましたが、今回のRoblox版では店舗の周囲には、なんと巨大などんぶりやカウンターセットのアスレチックが出現!?ジャンプアクションで駆け上がるギミックを盛り込んだ、ちょっとしたチャレンジステージもあります。ぜひ完全制覇を目指してみてください!

ロブロックスでメタバースワールドを作成する時の注意点まとめ
「ロブロックスは誰でも簡単にゲームができる!」といったうたい文句の参考書や紹介サイトを拝見しますが、自作の3Dモデルを使用する場合などでは、他のメタバースサービスとは違った難しさが存在します。今回は私を含め、Robloxでワールドを作成する際に、初心者がつまずきやすいポイントをまとめました。
FBXはインポートできるがマテリアルは全て外さなくてはいけない

3Dソフト(例:Blender)からFBX形式でオブジェクトをインポートする場合、マテリアルは事前に削除しておく必要があります。マテリアルが残っているとエラーで読み込まれません。
画像のアップには審査が必要
自作の看板やポスターなどに使う画像は、Robloxの審査を通過しないとゲーム内で表示されません。審査には数分~数時間かかる場合があります。
文字サイズを変更する場合は「リッチテキスト」「TextScaled」などの設定が必要
看板などに大きな文字を表示したい場合、TextLabelの「TextScaled」プロパティを有効にする必要があります。この設定を行わないとどんなに「サイズ」で文字数を大きくしても反映されません。
インポートしたデータは「Anchored」を設定しないとゲーム開始時に崩壊する

建物やオブジェクトが「Anchored(固定)」されていないと、ゲーム開始時に物理演算で崩壊してしまうことがあります。建物や床など動かしたくないものには必ず 「Anchored」を設定しましょう。これを行わないと、ゲームを「プレイ」した瞬間に作った建物が目の前でバラバラと崩れ落ちていくという、ショッキングな場面を見るハメになります(涙)
建物内に入れるようにする場合は「CanCollide」のチェックを外す

「扉があるのに中に入れない・・・」というときは、該当パーツの「CanCollide」プロパティをオフにすることで通り抜けられるようになります。せっかく建物の内部まで細かく作り込んでも、中に入れないのでは悲しすぎますからね。
ロブロックスはメタバースワールドとしての作成はやや難易度高め。でも可能性は無限大!
Robloxでワールドを作るのは非常に楽しい体験ですが、「メタバース空間を作り込む」という視点では、やや難易度が高めとも言えます。Blenderなどで精密に作り込んだ3Dモデルも、Unityのようにスムーズに反映できるわけではありません。マテリアルの除去、テクスチャの再設定、AnchoredやCanCollideの調整など、細かい作業が多く、工数はそれなりにかかります。
さらに、たとえ小さな看板やポスター1枚でも、画像を使うには事前審査が必要になります。審査が通るまでは反映されないため、細かな演出をしたい人にとっては少しハードルに感じられるかもしれません。
一方で、Robloxには大量の無料素材(パーツ、デカール、エフェクトなど)がそろっており、配置や構築は直感的に行えるのが強みです。clusterの「クラフトモード」よりも自由度が高く、建築が得意な人にはむしろ向いていると感じました。そして何より、ジャンプやスコアなどの「ゲーム要素」があらかじめ用意されている点は大きなメリットです。本格的なプログラム知識がなくても、ちょっとしたアスレチックやギミック付きワールドを簡単に実装できます。
「自分の作品を世界に見せたい」「メタバースに挑戦してみたい」と思っている方は、ぜひ一度ロブロックスの制作ツールを触ってみてください。あなたのアイデアを、世界中のプレイヤーが体験してくれるかもしれません!

著者情報
ペンネーム:たけだおうし
職業:Webデザイナー・ディレクター
職歴:牛丼屋の正社員→広告会社→Webコンサル会社→フリークリエイター
>>詳細はこちら
次の話を読む
↓↓↓